MENU

非大卒・叩き上げ管理職が、メルカリ散財を経て「自分のビンテージ化」に辿り着いた話

はじめに:4人の娘の父親、今日もクローゼットの前に立つ

はじめまして。当ブログ『Bespoke Life』を運営している会社員です。

私は現在40代前半。一部上場企業のバックオフィス(管理部門)で働く、24年目の中間管理職です。

学歴は非大卒。完全に実務の現場から這い上がってきた「叩き上げ」の男です。

私生活では、なんと4人の娘の父親でもあります。日々、賑やか(というか圧倒的に女性優位)な家庭を支えるため、そして会社での責任を果たすため、毎朝クローゼットの前で身だしなみを整えています。

今でこそ「ゼニア」や「ロロピアーナ」といった最高峰の生地を語り、40代のライフスタイルを発信していますが、ここに至るまでは、絵に描いたような「迷走と失敗」の連続でした。

20代〜30代:吊るしのスーツと、ファストファッションの日々

20代の頃は、当時トレンドだった「JUNMEN(ジュンメン)」などのタイトな既製服を勢いで着こなしていました。スーツも量販店の「吊るし(既製品)」で十分だと思っていました。

しかし30代になり、子供が生まれ、家庭を持つと状況は一変します。当然、自分の服にかける金銭的・精神的な余裕など1ミリもありません。服は「GLOBAL WORK(グローバルワーク)」などのファストファッションで済ませるのが当たり前になりました。

幸か不幸か、その後のコロナ禍やオフィスカジュアル化の波にも助けられ、「仕事の服なんて、清潔感があって安ければ何でもいい」と本気で思っていたのです。

40代の夜明け:ステレオタイプに踊らされた「メルカリ散財期」

転機は40代を迎え、コロナ禍が明けたときでした。管理職としての重責を担うタイミングで、ふと鏡に映った自分のファストファッション姿に、強烈な違和感を覚えたのです。

「今の自分は、この立場で部下の前に立つにふさわしい品格を纏えているだろうか?」

焦った私は、間違った方向へ突っ走ります。「イケてる大人のオジサン=イタリアブランドを着るべき」という世間のステレオタイプに、見事なまでに踊らされたのです。

知識もないままメルカリを開き、有名ブランドの文字だけを頼りに漁りまくりました。インコテックス、ジャブスアルキヴィオ、ザノーネ、ジャンネット、ラルディーニ……。確かにどれも素晴らしい名門ブランドです。

しかし、軸のない人間がパーツだけをバラバラに買い集めても、洗練されたスタイルになるはずがありません。毎度、妻に安い土下座を繰り返して予算を捻出しては、クローゼットの中に「よくわからないチグハグな高級服」が積み上がっていくという、痛烈な散財期を過ごしました。

救世主との出会い、そして「Bespoke Life」へ

そんな暗闇から私を救ってくれたのが、ファッションディレクター干場義雅氏のYouTubeでした。

彼の発信を通じて、私はようやくファッションの真理である「ネイビー・グレー・ブラック」という基本三色の重要性、そして引き算のミニマリズムを理解したのです。

ブランド名に振り回されるのをやめ、自分の「立場」と「体型」に本当に合うものをロジカルに選ぶ。その結果、私は「UNIVERSAL LANGUAGE MEASURE’S」でのオーダースーツという最高の選択肢に出会い、同時に、過去の経験を活かして「メルカリで本物の質(ロロピアーナなど)を賢く譲り受ける」というエコノミー&ラグジュアリーの最適解に辿り着きました。

このブログでお伝えしたいこと

アパレルのプロやバイヤーが発信するブログは、確かにお洒落です。しかし、「それでは普通の会社で通勤できない」「予算が現実的ではない」という本音がありませんか?

このブログは、身銭を切り、たくさん失敗してきた「一人の会社員・消費者としてのリアルな足跡」です。

40代は責任世代。力を抜くときであっても、男としての品やプライドは忘れたくない。

服をあつらえる(Bespoke)ように、自分自身と対話し(Be spoke)、歳月をかけてゆっくりと「自分のビンテージ化」を楽しんでいく。そんな等身大のライフスタイルを、1枚の写真とコンパクトな文字数で、皆さんと共有していきたいと思っています。

毎朝の服選びに迷う、すべての中間管理職の戦友たちへ。