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2026SS③ 暑さには軽”涼”素材で勝負。シアサッカーとウールトロピカル

2026年SS(春・夏)の振り返り、第三弾。
今回も来年の自分への備忘録として、そして読者の皆さんの来春の買い物におけるリアルな参考になれば幸いだ。
私の夏のジャケパンスタイルを支えてくれたのは、2シーズン目を迎えたGIANNETTO(ジャンネット)のシアサッカージャケット。
そして、今年新たにワードローブに加わった+CLOSET(クロスクローゼット)のトラウザーズである。

職場での着用を考慮し、「あの」ピンバッヂは自粛。
ジャンネットといえば、南イタリアの気鋭のシャツメーカーだ。そんな彼らが仕立てるジャケットは、裏地を一切省いたいわゆる「シャツジャケット」。
非常に軽快な着心地でありながら、ラペルのロールや立体感は流石の一言である。私はこれを、前回紹介したアルコディオのリネンシャツやポロシャツと合わせて楽しんだ。
そして、この軽やかなトップスを支えるのが、+CLOSETの「Tropical Two Pleats Trousers」だ。

美しく計算された2プリーツシルエット。
夏場の装いゆえ、視覚的にもすっきりと、しかしドレス感は絶対に失いたくない。
その最適解が、このベルトレス仕様だった。
2プリーツで腰回りに適度なゆとりを持たせ、足首に向けて美しくテーパードさせるシルエットは、大人の「イマドキ感」を演出してくれる。デフォルトで裾がダブル仕上げになっている点も、足元に程よいアクセントを加えてくれてありがたい。
何より、日本を代表するトラウザーズテーラー・五十嵐徹氏が監修し、春夏向けの高級生地ウールトロピカル(Super140’sウール100%、160g/mという驚異の軽量素材)を使用しながら、我々会社員の手の届く価格で提供してくれる+CLOSETの企業努力には頭が下がる。
+CLOSETはナイロンのイージーセットアップのイメージが強かったが、この100%天然素材のクオリティも実に素晴らしい。

歴史的なインフレや為替の変動が続く昨今において、私は「実は日本製品こそが最もコストパフォーマンスが高いのではないか」と感じている。何より、国内の優秀なメーカーは、我々日本人の体型と、日本の高温多湿な気候を誰よりも熟知しているからだ。
たかが服、されど服。
単にトレンドを追うだけでなく、その時の社会情勢や文化のパラダイムシフトと自身の装いをリンクさせる。
それもまた、大人が服から学ぶ有意義な経験ではないだろうか。
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